子どものバギー・車いす 選び方のポイント
最適なバギー・車いすを選ぶためには、子どもの身体状況や使用環境、目的などさまざまなことを事前に確認する必要があります。
必ず、医療や福祉の専門家と一緒に選びましょう。
バギー
幼児期から小学低学年くらいの子どもが使うことが多い「バギー」。肢体不自由のある子どもの生活には欠かせない移動用具です。正式には車いすの仲間に分類されます。
選び方のポイント
姿勢
背もたれ角度が一定のもの、背もたれだけが傾くリクライニング機能、座面と背もたれが同時に傾くティルト機能、リクライニング機能+ティルト機能等があります。子どもの姿勢が保ちやすいことを
重視して機能を選択しましょう。

折りたたみ
バギーは基本的に折りたたみができます。しかし、折りたたみ方法や折りたたみ後の大きさが機種によって大きく異なるので、必ず確認しましょう。
成長対応
子どもの成長に合わせて、座面の奥行きや背もたれ・足台の高さ等が調整できるものを選びましょう。

背もたれが少しだけ傾く機能がついたバ ギーです。車輪が大きめなので、介助者が片手で操作することもできます。専用の部品を使って自動車に固定すれば、子どもを乗せたまま移動できます。
テクノグリーン販売(株)/ Cricket(クリケット)

ティルト機能がついたバギーです。パッドやベルトなどが面ファスナーで固定できるので、姿勢を整えるための取付け位置調整 が容易です。少ない手順でコンパクトに折りたたむことができます。
(株)きさく工房/ RVPocketIIe(アールブイポケットツーイー)

リクライニング機能とティルト機能がついているため、子どもをバギーに乗せたままケアができます。耐荷重 90kg と大きいことから、たくさんの荷物を載せて出かけられます。
オットーボック・ジャパン(株)/キンバネオ

リクライニング機能とティルト機能、レッグサポート拳上(脚あげ)機能、フットサポート角度(足台角度)可変機能がついたバギーです。パッドやベルトなどを面ファスナーで固定できるので姿勢を整えるための取り付け位置の調整が簡単です。たくさんの荷物が積めるアンダートレイがオプション設定されています。
(株)きさく工房/ REST wagon(レストワゴン)

4段階リクライニング、4段階ティルト、レッグサポート拳上(脚あげ)機能がついたバギーです。4輪それぞれに独立したサスペンションが装備されており乗っている子どもにかかる振動を軽減します。バギーフレームとシート部を分離する方法で、コンパクトに折りたたむことができます。
昭和貿易(株)/ Mewa(メーバ)

背もたれが3段階で傾く機能が付いたバギーです。SSサイズからLサイズまでバリエーションが豊富で、Lサイズでも約8kgで軽量です。座面・背面とも張り調整式なので子どもの体の横への崩れを抑えることができます。簡単に折りたため、立てた状態で収納できるよう手を放してもバギーが倒れにくく設計されています。
日進医療器(株)/ PIGLEO 2(ピグレオツー)

0°~30°(5°刻み)リクライニングとティルト機能、レッグサポート拳上(脚あげ)機能、フットサポート角度(足台角度)可変機能がついたバギーです。座面・背面とも張り調整式なので子どもの体の横への崩れを抑えることができます。折りたたんだあとは、立った状態で収納できるよう手を放してもバギーが倒れにくく設計されています。
日進医療器(株)/ PIGLEO TILT Ⅲ(ピグレオティルトスリー)

子ども用バギーNEW MB-1に95°~122°まで無段階でリクライニングできる機能を加えたバギーです。重量は約8kgで軽量です。座面・背面とも張り調整式なので子どもの体型に合わせることが可能です。取扱いに慣れてくれば片手で開くことができ、折りたたんだあとは、立った状態で収納できるよう手を放してもバギーが倒れにくく設計されています。
(株)松永製作所/ NEW MB-1R(ニューエムビーワンアール)